共生社会の実現へ 障害者雇用を促進「巡回型ワークセンター」加古川市で本格的に始動

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障害者の雇用促進を目的に、障害がある作業スタッフらが学校などを巡回して清掃活動を行う新たな取り組みが、7日から本格的に始まり、加古川市で出発式が開かれました。

この取り組みは、障害者の雇用促進を目的に、兵庫県教育委員会が新たに立ち上げた事業で障害がある作業スタッフらが県内の学校を巡回して清掃活動などを行う「巡回型ワークセンター」、通称「スマイルクリーン」です。

スタッフの支援を行う「ジョブサポーター」の指導の下、加古川市や高砂市内の県立学校で、6月からスタッフが校内の美化業務に取り組み経験を積んできました。

7日の出発式には、スタッフ4人とジョブサポーター2人が参加、業務で使用する専用の車が披露されました。

式の後、スタッフらは早速、校内に落ちた葉を一つ一つ丁寧に集めるなど、清掃作業に取り組みました。

スマイルクリーン 松本茂樹さん

「なかなか就職先を探すのが難しかったところ、雇用に結びついたので感謝している」

兵庫県教育委員会事務局 里美乃利さん

「障害者雇用の事業には取り組んでいるが、障害のある方が希望通りに自分で活躍できるような共生社会を目指している」

教育委員会では今後、新たなスタッフの募集や活動範囲の拡大を進め、障害者の雇用をさらに推進していきたいとしています。

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