兵庫県内の企業をサイバー攻撃から守るため、相生市で11月6日、サイバー犯罪の傾向や対策を学ぶ講習会が開かれました。
兵庫県警が相生市で開いたサイバーセキュリティーの講習会には地元の企業などから約20人が参加しました。
データを不正に暗号化し復元するのと引き換えに金銭を要求する「ランサムウェア」の被害は、2025年1月から6月までで、全国では過去最悪の116件確認されていて、このうち6割以上が、中小企業を狙ったものだということです。
講習会では、データのバックアップを取り複数の媒体に保存することの必要性が強調されました。
また、盗みだした情報の暗号化を省略して、「データを公開する」などと脅して金銭を要求する「ノーウェアランサム」も増加しているということで、この手口の危険性などについて伝えられました。
県警はサイバー攻撃による被害を未然に防ぐため今後も各地で講習会を開催していくとしています。

