11月5日の「世界津波の日」です。県内各地では南海トラフ地震などを想定した津波一斉避難訓練が行われました。
南海トラフ地震と日本海沿岸の地震を想定したこの訓練は、兵庫県が2016年から毎年行っているもので、県内18の市や町が参加しました。
このうち芦屋市役所では、和歌山県南方沖でマグニチュード9・0の地震が発生し、市内に津波避難指示が出されている想定で訓練を実施。
館内に緊急地震速報を流し注意喚起を行った後、職員たちは「まず低く、頭を守り、動かない」シェイクアウト訓練を行い、身の安全を確保しました。
その後、高島市長や幹部職員が集まり災害対策本部を設置。
会議では被害状況や災害発生時の初動対応などを確認していました。
芦屋市役所 防災安全課 岡本和也課長
「市民一人一人、近所の方や地域で今後も引き続いて、避難の行動の確認であったり、日頃からの備蓄に取り組んでいただけたらなと考えています」
兵庫県などによりますと、南海トラフ地震の30年以内の発生率は「60%~90%」で、芦屋市では今後も継続的に災害への備えに取り組んでいくとしています。
