
武富礼衣 女流二段(左)と北村桂香 女流二段(右)


甲冑姿の人を駒に見立て、巨大な将棋盤でプロ棋士が対局する「人間将棋」が、姫路城で行われました。
「人間将棋」は、豊臣秀吉が小姓や腰元らを将棋の駒に見立てて対局したという故事にちなみ、将棋の駒の一大生産地・山形県天童市で続く伝統行事で、姫路でも2015年から開催しています。
姫路城三の丸広場には、20メートル四方の巨大な将棋盤に、甲冑を身にまとった人の駒が並びます。
その駒に、将棋盤の両側から指揮するのは、武富礼衣(たけどみ・れい)女流二段と北村桂香(きたむら・けいか)女流二段です。
訪れた人は、駒が自ら動くという珍しい対局を楽しみながら勝負の行く末を見守っていました。
また、会場では「子ども将棋教室」や「将棋クイズ」、一般の人たちによる「自由対局」などが行われ、幅広い世代の将棋ファンがイベントを満喫していました。