宝塚クロスボウ殺傷事件 午後判決言い渡し 検察側は死刑求刑

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宝塚市で家族ら4人をクロスボウで撃ち殺傷したとして、殺人などの罪に問われている男の裁判員裁判の判決が、31日午後言い渡されます。

検察側は死刑を求刑していて、裁判員の判断が注目されます。

この裁判は2020年、宝塚市の自宅で家族ら3人をクロスボウの矢を撃って殺害し、伯母(55)に重傷を負わせたとして、無職の野津英滉被告(28)が殺人と殺人未遂の罪に問われているものです。

これまでの裁判で野津被告は起訴内容を認め、動機に家庭環境への不満があったことなどを証言し、「早く死刑になりたい」と述べています。

責任能力の程度と量刑が争点となっていて、検察側は「計画性もあり完全責任能力が備わっていた」として、死刑を求刑しています。

一方、弁護側は発達障害の影響で判断能力が著しく低下した心神耗弱状態だったと主張し、「懲役25年が妥当」としています。

判決は神戸地裁で午後2時に言い渡されます。

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