違法な”白タク”根絶に向け 県警などが啓発活動

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大阪・関西万博の開催や神戸空港の国際チャーター便の就航に伴い外国人観光客が増える中、無許可でタクシー営業を行ういわゆる「白タク」を利用しないよう呼び掛ける啓発活動が、神戸港で行われました。

神戸ポートターミナルでは、無許可でタクシー営業を行う違法な「白タク」行為を防ごうと、外国人観光客向けに国土交通省と兵庫県警が合同で啓発活動を実施しました。

国の許可を得ずに自家用車で客を送迎し料金を受け取る白タクは、事故が起きた際に補償を受けられないなどの危険性も懸念されていますが、違法行為を確認しても乗客の協力が得られない場合は立件することが難しいということです。

国土交通省の職員や警察官たちは、神戸港に寄港したクルーズ船の乗客や、ターミナル内に停車しているドライバーに、白タクの危険性やナンバープレートの色をチェックするといった、通常のタクシーとの見分け方について3か国語で書かれたチラシを配りました。

【兵庫県警 交通捜査課 西上浩司課長補佐】

「国際線がある神戸空港と神戸ポートターミナルから白タクで観光地を巡る。そもそも認識していない方もいらっしゃると思うので「違法ですよ」と強く発信できるようにしている」

兵庫県警では2025年1月から10月30日までに、いずれも神戸空港で2件の白タクを摘発していて、今後も関係機関と協力して啓発活動を行っていくとしています。

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