
阪神タイガースWomen (左)19植村美奈子(甲子園球場)、(右)16水流麻夏(サンテレビ スタジオ)
■“最後”の1期生
阪神球団が運営する女子野球のクラブチーム「阪神タイガースWomen」は10月27日、植村美奈子(32)、水流(つる)麻夏(26)の両投手と、前田葵(21)、日野口加奈(21)、三村歩生(20)の3選手が退団すると発表した。
植村は京都府出身で、神村学園高から女子プロ野球を経て、2021年からスタートした阪神タイガースWomenに1期生として入団。
左腕から繰り出すスクリューボールを武器にエースとして活躍し、2022年に初めて甲子園球場で行われた試合では先発マウンドに上がった。
植村は自身のSNSで現役引退を伝え、
「女子プロ野球リーグを合わせると 15年間もの長い年月を共に歩んでくださり ありがとうございました」とつづった。
左腕の水流は兵庫県出身で、神戸弘陵学園高から女子プロ野球を経て、植村とともに1期生として入団。
2022年の全日本女子クラブ選手権では決勝の先発を務め、チームの初タイトル獲得に貢献した。
11月1日に西宮市の津門野球場で送別試合が行われる(12時30分開始)。
これで阪神タイガースWomenの1期生は全員がチームから去ることになる。
(浮田信明)