兵庫県豊岡市の円山川河口で、霧が強風で海に流れ出す自然現象「川あらし」が見られました。
円山川河口から、霧が海へと流れ出していきます。
幻想的な風景「川あらし」です。
下流が山に挟まれている地形によって霧の流れが速くなり、海に流れ出す現象で、愛媛県の肱川(ひじかわ)、鹿児島県の川内川(せんだいがわ)と並んで、「日本三大川あらし」といわれています。
寒暖差が大きく、霧が多く発生する10月から11月にかけて見られる現象で、河口を見下ろせる高台には、珍しい光景を撮影しようと、多くのカメラマンが訪れていました。
10月に入っても暑い日が多く、霧が海まで届かない日が続いていましたが、25日は気象条件が揃い、太陽の光に照らされた幻想的な光景が広がっていました。
「川あらし」は、冷え込みが厳しくなるほど発生確率が上がるとされ、11月いっぱいは期待できそうだということです。
