兵庫県議会9月定例会は22日、閉会日を迎え、斎藤知事の給与を減額する条例改正案は6月定例会に続いて再び、「継続審議」となりました。
斎藤知事らの告発文書問題を巡り、県の第三者委員会は、告発した元県民局長の私的情報を元総務部長が県議に漏えいしたと認定し、知事らの指示の可能性が高いと指摘しました。
斎藤知事は自身の関与は否定しましたが、管理責任を取るとして、ことしの6月定例会で、7月から3カ月間、自身の給与の減額割合を50%に引き上げる条例改正案を提出しましたが、議会は知事の説明が不十分として「継続審議」としました。
しかし9月定例会でも、議会の追究に対し県側の説明に進展はなく、引き続き継続審議とする意見が相次ぎました。
そして9月議会最終日の22日、条例改正案を再び「継続審議」とすることへの採決が行われました。
条例改正案は、12月定例会以降で再び審議される運びとなりました。
9月定例会では物価高対策を含む補正予算案など25の議案が可決されています。
