若者が「闇バイト」に応募し、犯罪に加担してしまうことを防ごうと宍粟市の高校では、体験型のゲームを通じて危険性を学ぶセミナーが開かれました。
宍粟市の県立山崎高校で開かれたセミナーには、3年生の生徒およそ200人と市の商工会の青年部員20人ほどが参加しました。
近年、若者がSNSなどを通じていわゆる「闇バイト」に応募し、特殊詐欺などの犯罪に加担してしまうことが、深刻な社会問題となっています。
「闇バイト」では20代を中心に学生などが、主なターゲットになる他、地方の若者も狙われる可能性があることから市の商工会が、高校生らに「闇バイト」の危険性を学んでもらおうとセミナーを企画しました。
セミナーでは、タブレットを使って高校生が「闇バイト」に巻き込まれていく過程を追体験できるゲームを実施。
高収入などの好条件をうたう勧誘メッセージが来たり、言葉巧みに個人情報を抜き取られる場面も登場し、生徒らは、リアルな手口や正しい対処法などを学んでいました。
宍粟市の商工会は今後も市内の高校でセミナーを開き、啓発を続けていきたいとしています。
