
事件現場付近

兵庫県尼崎市で男性が連れ去られ暴行を受け死亡した事件で、逮捕された男らの一部が犯行の目的について「盗難に遭ったと思い盗まれたものの所在を自白させるためだった」という趣旨の供述をしていることが捜査関係者への取材で分かりました。
この事件は、2025年6月、尼崎市大物町の路上で職業不詳の23歳の男性が無理やり車に乗せられ大阪府能勢町の民家などで暴行を受けた上、太ももを刃物で刺され死亡したもので高知県土佐町の山で男性の骨が見つかっていました。
兵庫県警は9月、指定暴力団二代目東組系の組員の男ら容疑者ら4人を殺人の疑いで逮捕していて神戸地検は未成年1人を除く3人を傷害致死の罪で起訴しました。
また、捜査関係者への取材で男らの一部が犯行の目的について「盗難に遭ったと思い、盗まれたものの所在を自白させるためだった」という趣旨の供述をしていることが分かりました。
盗難の事実は確認できていないということです。
事件を巡っては、これまでに男ら3人を含む男女12人が逮捕監禁や死体遺棄などの疑いで逮捕されていて警察は男性と何らかのトラブルがあったとみて引き続き捜査を進めています。