10月12日、尼崎市の住宅で80代の男性を刃物で切りつけて殺害しようとしたとして20代の女が現行犯逮捕されました。

男性はその後、死亡しました。

殺人未遂の疑いで現行犯逮捕されたのは尼崎市若王寺の無職の女（23）です。

警察によりますと、女は12日の午後1時半ごろ、尼崎市若王寺の住宅で無職の森松嘉親さん（83）の首を包丁で切りつけ殺害しようとした疑いが持たれています。

近隣住民からの通報を受け、警察が現場に駆け付けたところ、森松さんが1階の居間で血まみれの状態で倒れていて、女が両手で包丁を持って、森松さんの首を切りつけていたということです。

森松さんはその後、死亡が確認されました。

警察によりますと、近隣住民に通報を求めたのは森松さんの妻で、女から奪ったとみられる包丁を手に持っていたことなどから女は犯行に包丁を2本使用したとみられています。

調べに対し女は容疑を認め、「倒さないといけないと思った」と話しているということです。

警察は今後、殺人容疑へ切り替えて捜査を進める方針です。