兵庫県たつの市でJR姫新線の車窓から見えるふるさとの景色を題材にした市民ミュージカルが上演されました。
このミュージカルは歴史遺産を活用したアート活動の一環としてたつの市などが企画したものでこの日は一般公募で選ばれた小学2年生から60代までの市民18人が役者として舞台に立ちました。
脚本を手掛けたのは龍野歴史文化資料館。
物語は、JR姫新線の車窓から見える一本の古いけやきの木から始まります。
木の穴に落ちた先には不思議な世界が広がっていてそこで出会った妖精と歴史の旅をするというストーリー。
演じる市民は劇中に出てくる新宮地域を実際に歩くなどして歴史を学び、練習を重ねてこの舞台に臨みました。
【演じた児童は―】
「楽しかった。ミュージカルを通して戦争の時代の悲しいところや姫新線の建設のいろいろな関わりを知った」
【演じた市民は―】
「知らなかったところもたくさんあって歴史がある素敵な新宮町のことを皆さんに伝えられたらいいなと思う」
舞台に立った市民たちは自分たちが暮らす街を巡る物語をはつらつと演じていました。

