兵庫県尼崎市の路上で23歳の男性を連れ去り、大阪府内で殺害したとして暴力団組員の男ら4人が逮捕された事件で、男性の遺体がまだ見つかっていないことから警察は遺体が遺棄されたとみられる高知県で捜索を続けています。
殺人の疑いで26日、送検されたのは大阪市内を拠点とする指定暴力団、「二代目東組」系の組員の男(27)ら4人です。
警察によりますと三谷容疑者ら4人は2025年6月、尼崎市大物町の路上で職業不詳の23歳の男性の顔面や腹部を殴る蹴るなどした上、大阪府能勢町の住宅で左太ももを刃物で刺して殺害した疑いがもたれています。
警察は4人の認否を明らかにしていません。
この事件では、男性を無理やり車に乗せて連れ去った逮捕監禁の疑いの他、男性の遺体を高知県まで運んで遺棄した死体遺棄の疑いなどで4人を含む男女合わせて10人が逮捕されています。
男性の遺体はまだ見つかっておらず警察は、遺棄されたとみられる高知県土佐郡周辺で捜索を続けるとともに事件の詳しい経緯やそれぞれの関係性について調べを進めています。
