兵庫県とJAグループ兵庫が共同で開発を進めてきた新たなブランド米の販売が始まるのを前に、加西市で出荷式が開かれました。
加西市にあるJA兵庫みらいの施設には、兵庫県の斎藤知事やJA兵庫中央会の関係者が集まり、新米の初出荷を祝いました。
猛暑によるコメの品質の低下などが問題となる中、兵庫県とJAグループは、暑さに強くおいしいコメを目指し、9年をかけて「コ・ノ・ホ・シ」を共同開発しました。
「コ・ノ・ホ・シ」は、夏の暑さに強く病気になりにくい性質で、新規農業者にも育てやすいという特徴があり、県南部で栽培される「キヌヒカリ」の代替品種として期待されています。
ことしは約500トンの収穫を見込んでいるということで、この日は約12トンが出荷された他、関係者らが新米を試食しました。
【斎藤元彦知事】
「非常にもちもちしていておいしいです」
【全農パールライス 宮崎章 西日本事業本部長】
「皆さんに支持されるコメになると思う。販売を広げていきたい。消費者の方も食べていただけばと思う」
「コ・ノ・ホ・シ」は、コープこうべの店舗で9月26日から販売される予定で、来年以降は学校給食でも提供されるということです。
