酒造会社が仕込んだ清酒の出来栄えを国税局の鑑定官が確認する「呑切り」が姫路市で行われました。
「呑切り」は、冬に仕込み夏まで熟成させた清酒の品質を国税局が確認する恒例の行事で、貯蔵タンクの酒の出し入れ口である呑を切ることに由来します。
姫路市で行われた呑切りには市内の酒造会社「本田商店」「姫路灘菊酒造」それに「壺阪酒造」の3社が持ち寄ったおよそ80点の清酒がずらりと並びました。
そして大阪国税局の鑑定官2人が、おちょこに注がれた清酒を1種類ずつスポイトでカップに移し、口に含んで香りや味を確かめていました。
【大阪国税局 鑑定官室 武宮重人主任鑑定官】
「各社非常に個性のあるお酒が出来上がっていた。適度に熟成されたお酒になっていた。各社のお酒をぜひお買い求めいただいて飲んでいただければ」
それぞれの酒造会社は鑑定官から詳しい講評を受け、出荷時期などを決めるということです。
