神戸市中央区のマンションで住人の女性が殺害された事件で逮捕された男が、事件の3日前から宿泊先のホテル周辺で別の女性の後をつけるなどしていたことが、捜査関係者への取材で分かりました。
東京都新宿区の会社員谷本将志容疑者(35)は8月20日、神戸市中央区のマンションのエレベーター内で住人の女性(24)の胸などをナイフで刺し、殺害した疑いが持たれています。
捜査関係者によりますと、谷本容疑者は、事件2日前の8月18日の朝に女性を見かけ、好みのタイプだと思って後をつけたという趣旨の供述をしていて、女性が勤務先のビルを出入りするのを見たりしていたとも説明しているということです。
また、谷本容疑者が東京から神戸に来た事件3日前の17日以降、宿泊先のホテル周辺で別の女性の後をつけて歩き回っていたことが、防犯カメラの映像などから新たに分かりました。
警察は、谷本容疑者と被害女性の間に接点が確認されていないことなどから、被害女性を一方的に狙った可能性があるとみて調べています。
