
ヴィクトリーナ姫路 (左)退団する ミンニャ・オスマジック、(右)新加入の ミラ・トドロヴァ

ヴィクトリーナ姫路 選手一覧
■元ブルガリア代表を獲得
女子バレーボールSVリーグ・ヴィクトリーナ姫路は8月22日、セルビア代表で昨シーズン加入したミンニャ・オスマジック(22歳)が、代表での練習中にヒザを負傷し、10月に開幕する今シーズンのプレーが絶望的と判明したため、契約を解除すると発表した。
ミンニャは身長192㎝のミドルブロッカー。
昨シーズンは高さを生かした強烈なブロックでチームに貢献し、今シーズンも活躍が期待されていた。
ミンニャについてヴィクトリーナ姫路は、「1日でも早い回復を願うとともに、将来的な復帰の可能性を前向きに検討していく所存です」としている。
代わって、元・ブルガリア代表のミラ・トドロヴァ(31歳)の加入が発表された。
身長187㎝のミドルブロッカーで、ヨーロッパ各国でプレーしてきた。
「日本でプレーする機会をいただけたことは大きな名誉であり、長年の夢がついに叶ってとても嬉しいです! そして、アヴィタル・セリンジャー監督のもとでプレーできることもとても光栄です」とコメントしている。
■新体制を発表
23日、ヴィクトリーナ姫路は新体制を発表した。
昨シーズンのメンバーから、井上愛里沙(現・ユース15監督)・柴田真果(現・コーチ)ら9選手が引退・退団。
新たに、日本代表の福留慧美(リベロ)・野中瑠衣(アウトサイドヒッター)、セッターの大島杏花、元・韓国代表のイ・ジェヨン、元・イタリア代表のカミーラ・ミンガルディに、ミラ・トドロヴァを加えた6選手が加入した。
また日本代表・宮部藍梨のポジションが、ミドルブロッカーから「オポジット」に変わった。
セッターの対角に位置し、ライトから攻撃するポジションで、チームのエースが務めることも多い。
このほか日本代表の秋本美空がドイツのチームへレンタル移籍、足立溜奈がブレス浜松へ期限付き移籍した。
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ヴィクトリーナ姫路は昨シーズン、皇后杯で優勝し初タイトルを獲得したが、リーグでは6位だった。
今シーズンは、就任3シーズン目となるアヴィタル・セリンジャー監督のもとで、リーグ優勝をめざす。
(浮田信明)