
原爆投下時刻に合わせて黙とうをささげた市民
長崎への原爆投下から80年となった8月9日、兵庫県内でも各地で黙とうが捧げられました。
1945年8月9日アメリカ軍は、長崎県長崎市にプルトニウム型原子爆弾を投下。市の調査では7万人が亡くなったと推定されていますが、正確な人数は分かっていません。また、放射線の被ばくによって深刻な健康被害が生じました。
1989年に「非核平和都市」を宣言した宝塚市では、原爆がさく裂した時間の午前11時2分、平和の鐘がある公園で市民らが黙とうを捧げました。
宝塚市民(小学6年生)
「二度と起こしてはいけない。人の幸せや生活を奪ってしまうし、命を傷つける量が計り知れないので原爆は特に使ってはいけないし、持っていることも良くない」
宝塚市民(74)
「平和であってほしいのと健康でいられるのはありがたかった。生きたかった人たちが亡くなって、いろんなやりたかったことができなかった。なんとか自分でできることを頑張ろうと思う」
アメリカ軍は練習用の模擬原爆を49発投下していて、このうち4発が神戸市内に落とされました。