通勤で行き交う人も多い神戸・三宮の高架下に、元テレビ局報道部記者の社会保険労務士が、働く人の悩みに寄り添う書店がオープンしました。
8月1日に神戸・三宮の高架下にオープンした書店「WorkーBooks(ワークブックス)」。
就職や資格取得、職場でのハラスメントに転職や定年後など、働くうえで直面しやすい悩みに応じた実用書およそ500冊が並びます。
店を運営するのは、在阪テレビ局でおよそ30年間報道に携わってきた西澤明文さん(59)です。
在職中、働く悩みに直面する同僚を数多く見てきた西澤さん。
「働く悩みに寄りそう場所を作りたい」と、2019年に退職。
一念発起し社会保険労務士とキャリアコンサルタントの資格を取得し、子どもの頃からの夢だった書店を立ち上げました。
1階には、新刊やベストセラーから隠れた名著まで選りすぐりの書籍が並ぶ他、2階には、予約有料制で西澤さんに相談できるスペースがあり、利用者の悩みに応じて専門家への橋渡しも行うということです。
また、周囲の騒音に配慮した遮音ブースは匿名での相談ができる他、リモートワークや勉強に集中できる空間として整備されています。
相談はAIが聞いてくれる令和の時代。
ふらっと立ち寄った書店での、専門性のある店主や本との出会いが人生を変えるきっかけになるかもしれません。
