2024年、神戸・元町の商店街で酒を飲んだ状態で車を運転し2人を死傷させたとして過失運転致死傷などの罪に問われている男の裁判で、検察側は7月30日、懲役4年を求刑しました。
過失運転致死傷などの罪に問われているのは、神戸市東灘区の無職の男(88)です。
起訴状によりますと、男は2024年3月、神戸市中央区の元町商店街でワゴン車を暴走させ、停車していた別のワゴン車などに衝突するなどして助手席に乗っていた妻(当時82)を死亡させた他、衝突した車に乗っていた男性にけがをさせたとされています。
事故後、男の血液からは基準値のおよそ2倍のアルコールが検出されています。
これまでに男は、起訴内容をおおむね認めていて、7月30日の裁判員裁判で、検察側は、「極めて悪質性の高い危険な行為で過失は重大」として懲役4年を求刑しました。
一方弁護側は、「被害者に対して反省・謝罪している」として執行猶予付きの判決を求めました。
判決は9月10日に言い渡されます。
