地下鉄の駅がミュージアムになります。
神戸市は29日、地下鉄海岸線の全駅でアート作品を展示・販売する新たな取り組みを発表しました。
8月1日から神戸市営地下鉄海岸線の駅をミュージアムに見立て、兵庫や神戸にゆかりのある若手アーティストの作品を常設で展示するアートプロジェクト。
作品は2カ月ごとに入れ替えられ、気に入ればその場で購入することもできます。
神戸市はこれまで、芸術文化を身近に感じてもらおうと、市街地における芸術祭の開催や工房の設置など、アートの魅力を広げる取り組みを進めてきました。
プロジェクトを通じて、若手アーティストの活躍の場を増やすとともに、利用者が伸び悩む地下鉄海岸線とその沿線地域に人を呼び込む狙いもあるということです。
神戸市 久元喜造市長
「海岸線は残念ながらかなりの赤字が続いている。海岸線沿線の活性化と街中のアートシーンをより豊かにする」
作品は、8月1日から展示が始まるハーバーランド駅を皮切りに来年度までに順次、海岸線すべての駅で展示が始まるということです。
