【ヴィクトリーナ姫路 ユース15】初練習に「楽しくできた」

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  • 初練習を行う「ヴィクトリーナ姫路 ユース15」の選手たち/7月22日

  • 実技を見せる 井上愛里沙ユース15監督

  • 練習するユース15

■中学生15人を選抜

女子バレーボールSVリーグ・ヴィクトリーナ姫路が運営する女子中学生チーム「ユース15」が7月22日、姫路市内の体育館で初めての練習を行った。

SVリーグは、加盟するクラブに中学生チーム(U15)を設立するよう義務付けている。

ヴィクトリーナ姫路も6月、現役引退した元日本代表・井上愛里沙さんを監督とするユース15の設立を発表。

7月にセレクションを行い、これまでに中学1年生から3年生まで15人が選ばれた。

初練習には12人が参加し、井上監督から「合格おめでとう」と挨拶を受け、一人ひとり自己紹介を行った。

そして、目を閉じて片足でバランスを取る練習や、体育館の中をランニングしたあと、井上監督やコーチの指導を受けながら、パス・レシーブ・スパイク・サーブなど、バレーボールの基礎技術を学んだ。

■トップの技術を学ぶ

スパイクレシーブの練習では、井上監督が自ら“お手本”を示し、ユース15の選手たちはトップ選手の技術を目の当たりにした。

練習は給水タイムをこまめに取りながら4時間行われ、最後の実戦練習では、相互にスパイクを応酬し、長いラリーに歓声が上がっていた。

練習を終えた選手たちは、

「いい雰囲気で楽しいバレーができた。井上監督の話も分かりやすかった。目標はレギュラーになってチームのエースになることです」。

「日本代表という偉大な方に教えてもらいたくてユース15に入った。(実際のプレーを)見せて教えてくれるので、自分なりに吸収できました」などと話していた。

■10月に選手権

初指導を終えた井上愛里沙監督は、

「同じ中学生でも、3年生と1年生では成長度合いやレベルも違う。その人に合った伝え方が大事だと感じた」。

「(Q.選手は生き生きしていたがー)やっぱり楽しんでほしいのが一番。いきなり難しいことを突き付けられてもできないので、日々成長できるような練習や指導を意識してやっていきたい」と語った。

ユース15は今後、練習のほか語学研修・メンタルトレーニング・データ分析講習なども受ける。

10月にはSVリーグU15選手権大会が開催され、優勝をめざす。

(浮田信明)

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