1920年代のパリの画壇で名声を確立した画家・藤田嗣治の作品を、7つの視点で紹介する特別展が、神戸市東灘区の美術館で開催されています。
おかっぱ頭に丸眼鏡という個性的な風貌で知られる画家・藤田嗣治。
1955年にフランス国籍を取得し、そのまま永住しました。
神戸市東灘区の神戸市立小磯記念美術館で開催されているのは、藤田嗣治の作品の魅力を、「女性」「子ども」「風景」など7つのキーワードに注目し生涯をたどる特別展です。
油彩や版画、資料など、フランス国内の個人が所蔵するものを含む132点が展示されています。
また、第2部を設け、東郷青児(とうごう・せいじ)、川島理一郎(かわしま・りいちろう)など、藤田と関わりの深い日本人画家9人の作品を展示し、藤田が同じ時代に果たした役割に迫ります。
【神戸市立小磯記念美術館 多田羅珠希学芸員】
「藤田嗣治がどういうところに情熱を傾けて1本1本の線を描いたのか、あるいはその表情とか テーマを設定したのかというところを見ていただければと思います」
この特別展は、神戸市立小磯記念美術館で、9月15日まで開催しています。
