イノシシなど農作物などに被害を及ぼす有害鳥獣を捕獲するハンターの担い手を増やそうと、18歳以上の三木市民を対象とした狩猟体験会が開かれました。
18歳以上の三木市民を対象としたこの体験会は狩猟の魅力を知り、有害鳥獣を捕獲するハンターの活動に興味を持ってもらおうと県立総合射撃場を運営する野生鳥獣対策連携センターと三木市などが企画しました。
兵庫県三木市では10年ほど前からイノシシやアライグマが農作物を食べたり踏み荒らすなどといった被害が深刻化していて市内の猟友会に所属するおよそ120人のハンターが捕獲活動に取り組んでいます。
この日は43人の市民が参加し、ハンターの指導を受けながら、模擬銃を使ったシミュレーターでクレー射撃を体験。
また捕獲で使用するわなの見学の他、鹿肉のバーベキューなどのジビエ料理を試食しました。
ハンターとして活動するにはライフル銃やわなを扱うための狩猟免許の取得し、猟友会に所属する必要がありますが、現在、三木市内で活動するハンターは60代から70代が多く高齢化が進んでいるということです。
三木市は今後もPRなどを行い、狩猟の担い手を増やしていきたいとしています。
