明石歩道橋事故から24年  現場で遺族らが献花「安全 安心を風化させてはいけない」

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幼い子どもを含む11人が犠牲となった明石歩道橋事故から7月21日で丸24年となりました。事故が発生した現場では遺族らが犠牲者の冥福を祈りました。

2001年7月21日、兵庫県明石市が主催した花火大会の終了後、見物客がJR朝霧駅南側の歩道橋に殺到し、群衆なだれが発生。

幼い子どもを含む11人が死亡、247人が重軽傷を負いました。

事故の発生から丸24年となった21日、明石市の丸谷市長と幹部職員が現場の歩道橋にある慰霊碑を訪れ、献花しました。

そして、当時2歳だった次男の智仁ちゃんを亡くした下村誠治さんら遺族が、事故の発生した午後8時45分に合わせて慰霊碑に花を手向け、犠牲者の冥福を祈りました。

事故で次男を亡くした下村誠治さん「事故から24年早かったような長かったような両方の思い、当日から止まったままの時間が私たち遺族にはある。ここに立つと当日の悲鳴とか混雑がよみがえってくる、子どもを亡くした思いが突き付けられる。毎年しんどいんですけどね。ただ、安全安心を風化させてはいけないという思いでずっとやっているので、悲惨な事故が起きないように、少しでも私の力が及べばという思いで頑張っていきます」

7月18日には事故の教訓を市の新人職員に伝えるため、下村さんが研修で講話し、日頃からリスクを把握し共有することの大切さを伝えました。

明石市は7月21日を「市民安全の日」と定めていて、安全で安心なまちづくりに向けた取り組みを進めています。

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