7月20日投開票された第27回参議院選挙で過去最多と並ぶ13人が立候補した改選数3の兵庫選挙区では無所属の新人と公明、自民の現職が当選しました。

改選数3の兵庫選挙区で当選したのは無所属の新人 泉房穂さん（61）、公明党の現職 高橋光男さん（48）自民党の現職 加田裕之さん（55）です。

前明石市長で無所属 新人の泉さんが公明の高橋さんに約48万票の差をつけてトップで初当選を果たしました。

【当選した　泉房穂氏（無・新）】

「国民の生活を支える政治をつくり上げることこそが私の責任。国民の方を向いた国民の負担を減らす方向で国民が生活しやすくなる政治を始めたい」

【当選した　高橋光男氏（公・現）】

「世界に誇れる兵庫を兵庫を作っていくことで世界に誇れる日本を築いてまいりたい」

【当選した　加田裕之氏（自・現）】

「防災減災、しっかりと進めていく国土の強靭化。防災庁の設置に向けて愚直に政策を前へ頑張ってまいりたい」

一方、過去2回トップ当選を重ねてきた維新は落選しました。

【落選した　吉平敏孝氏（維・新）】

「政策の中身をより充実したものにさせて有権者の皆様に届けるということがまだまだできなかった」

自民と公明の与党で過半数となる125議席を維持できるかどうかが最大の焦点となった今回の参院選。

獲得議席は47議席で非改選を含めて過半数に及ばず衆議院に続き参議院でも少数与党となりました。

兵庫県選挙管理委員会の発表によりますと投票率は60・47％で前回を8・85ポイント上回りました。

投票率が60％を超えるのは1989年以来36年ぶりです。