子どもを含む11人が犠牲となった明石歩道橋事故から7月21日で24年となるのを前に、明石市の新人職員を対象にした研修が行われ、遺族が職員を前に思いを語りました。
2001年7月21日、明石市が開いた花火大会の直後にJR朝霧駅南側の歩道橋で群衆なだれが発生し、高齢者や幼い子どもを含む11人が死亡、247人が重軽傷を負いました。
明石市は、事故の再発防止を図るとともに市民の安全を担う職員としての心構えや役割を学んでもらおうと毎年、新人職員を対象にした研修を行っていて、18日は65人が参加しました。
事故が起きた歩道橋では、当時2歳だった次男の智仁ちゃんを亡くした下村誠治さんがあの日を振り返り、職員たちは再発防止への思いに耳を傾けました。
その後、職員たちは、下村さんとともに犠牲者の冥福を祈って黙とうを捧げ、安全、安心のまちづくりの大切さを再認識していました。
7月21日には、事故現場となった歩道橋で発生時刻に合わせて、明石市の丸谷市長らが献花する予定です。

