神戸市が目指す子どもの主体的な学びを実現しようと、市内の中学校では、「自己決定型学習」を取り入れた授業の様子が公開されました。
神戸市は、子どもが興味や到達度に合わせて学習を選択する主体的な学びを実現するため、市内の小・中学校などで授業の改善に取り組んでいます。
このうち神戸市立長田中学校では、生徒たちが自分で学習計画を立てたり、授業の時間の使い方を自分で決める「自己決定型学習」に昨年度から取り組んでいて、7月16日は、2年生の理科の授業が公開されました。
学習のテーマは「動物の行動のしくみ」で、授業では、生徒たちが、学習する場所や学ぶためのツールも自由に決めることができます。
そのため教室を移動してタブレット端末を駆使しながら学びを深める生徒や教員が用意した教材を活用する生徒の姿が見られました。
この他、生徒同士で相談して分からないところを教え合ったり、教員にアドバイスをもらいに行く生徒などもいて自分に合った学習スタイルで理解を深めていました。
神戸市は、引き続き、市内の小・中学校で取り組みを進めていきたいとしています。
