六甲枝垂れで恒例の「氷室開き」 連日の暑さで開始以来初のまさかの事態に

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  • 貯蔵していた全ての氷が解けてしまっている氷室

兵庫県の六甲山の展望台では、冬場の氷を利用して涼しい風を届ける恒例の「氷室開き」が行われましたが、連日の厳しい暑さの影響でことしは異例の事態となりました。

【磯嵜駿記者リポート】

「例年、20トンほどの氷が残っているということですが、ことしは全ての氷が解けてしまっています」

神戸市灘区の六甲山にある展望台「六甲枝垂れ」では、例年、冬場に作った20トンほどの氷を「氷室」と呼ばれる部屋に貯蔵し、夏場に合わせて、その扉を開放する「氷室開き」を行っています。

しかし「氷室開き」を迎えた7月11日、貯蔵していた全ての氷が解けてしまっていることが判明しました。

氷室に貯蔵していた氷が解けるのは2011年に始まってから初めてのことで人工雪で代用したことや連日の猛暑が影響したとみられています。

【訪れた人は―】

「ずっと暑い時期が続いていたから氷がなくなるのも納得かなと思う」

「正直残念ではありましたけど明らかに涼しい。素材の香りがしていて爽やかなところだなと思います」

氷はなくなったものの、展望台内部には六甲山の涼しい風が吹きこまれていて、例年通り涼しい空間を体験できるということです。

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