
(左から)橋本航介アナ、濱中治氏 /マツダスタジアム
◾️阪神 3-1 広島/7月9日
阪神は佐藤輝明の22号先制ソロなどで着実に加点し、5投手のリレーで10連勝。
サンテレビの中継は、濱中治氏が解説を務めた。
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(この試合まで9連勝の阪神に)
濱中氏「いや〜強いですね。もともと投手力が良かったが、ここへ来て打撃陣も調子を上げている。1、2番も当たっているし、クリーンナップも当たっている。負ける要素が見当たらない」
橋本航介アナ「9連勝中、最大失点が『2』です」
濱中氏「中継ぎも先発も、しっかり抑えている。走塁もスキがない」
「(阪神は)このままの状態で行くと、突っ走る可能性もありますね」
■全力でなくても
(0-0の2回、先頭の佐藤が広島先発・大瀬良の2球目を叩いた)
橋本アナ「ライトへの打球! どうだ…入りました! 」
濱中氏「強烈な打球でしたね。完璧なホームラン。(打った球は)昨年まではファウルになってそうな高めのゾーン。そんなに全力で振ってない。今年はアジャストするだけで飛んで行く。非常にコンパクトにバットが出ている」
(阪神1-1の3回も一死満塁で佐藤が登場。セカンドゴロ併殺崩れの間に近本がかえり、1点勝ち越し)
濱中氏「こういうので1点取るのが大事になってくる。三振するのではなくてね」
◾️大竹の術中に
(阪神先発の大竹は、過去マツダスタジアムで8勝負けなし)
橋本アナ「大竹のスローボール。バッターからは?」
濱中氏「ストライクゾーンに来るので、手を出したくなるが、合わせにくい」
(阪神2-1の5回、大竹は広島・菊池に対し、初球102kmのストライク。2球目114kmのチェンジアップでセカンドフライに)
濱中氏「(菊池は)全くタイミングが合ってない。自分のスイングをさせてもらっていない。(カープ打線は大竹を)意識し過ぎて、術中にはまっている」
(6回には中村奨成を109kmの球でファーストフライに打ち取った)
濱中氏「完全にタイミングをずらしている」
(しかしニ死からヒットを連打され、藤川監督はピッチャー交代を告げた)
濱中氏「大竹もびっくりしたような顔をしていました(笑)。6回までは投げ切りたいという思いが強かったと思う」
(替わった湯浅が後続を断ち、7回からは及川-石井-岩崎がリードを守った)
■8.5差に
(阪神2-1の7回。一死2塁で森下登場)
濱中氏「狙い球をしっかり絞ってほしい」
(森下は大瀬良の117球目を右中間に弾き返し、タイムリー3塁打)
橋本アナ「大きな、大きな1点が入ったタイガースのラッキーセブン!」
濱中氏「カットボール。厳しいコースだが、右中間によく打ちました」
(試合が終わって)
濱中氏「一番苦しかった湯浅(投入)の所。ニ死1、2塁で、モンテロを三振に抑えたのを(試合の)分岐点に挙げたい」
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広島とのゲーム差は「8.5」に広がった。
10日の予告先発は阪神が伊原、広島は森。
(浮田信明)