兵庫県神戸市西区と兵庫県太子町を結ぶ「播磨臨海地域道路」の整備計画に反対する市民団体が、7月7日、計画の見直しを求める署名を県に提出しました。
1万8000筆以上の署名を提出したのは、稲美・加古川・高砂・的形・姫路の5つの地域の市民団体でつくる連絡協議会のメンバーです。
「播磨臨海地域道路」は、慢性化する国道2号バイパスなどの渋滞緩和が期待されています。
その一方で、住宅地や学校の敷地内を通るルート案もあることから、人口減少時代における道路の必要性や環境破壊の観点で市民団体から計画の見直しを求める声が上がっていました。
臨海道反対連 小野泰司事務局長
「この道路によって家が奪われるとかまちが奪われるとかいろんな問題が出てきている。こんなにたくさんの税金をかけて、この道路を作っていかなくちゃいけないのかという兵庫県のこれからの行政の姿勢みたいなことが問われているんだろうなと感じました」
市民団体は、署名とともに県に要望書を手渡し、斎藤知事との懇談の場を求めています。

