■“兄”に続きたい

阪神球団が運営する女子野球のクラブチーム・阪神タイガースWomenと、読売ジャイアンツ女子チームの交流戦（7イニング制）が、7月5日、午後6時から甲子園球場で行われる。

両チームの交流戦は5回目で、過去、タイガースの0勝3敗1分け。

甲子園では2回対戦し、0-5（2023年）、0-7（2024年）と2年続けて完封負けしたほか、2023年の全日本クラブ選手権・準決勝（千葉県）でもジャイアンツに敗れた。

チーム創設から5シーズン目を迎え、全日本クラブ選手権優勝（2022年）、全日本選手権優勝（2023年）のタイトルを持つが、ジャイアンツには勝てない。

“兄”の阪神タイガースは甲子園で巨人に3連勝。

“妹”もその勢いでジャイアンツに初勝利をめざす！

■新チームは連勝中

阪神タイガースWomenは昨シーズンから大きく選手が入れ替わり、日本代表の星川あかり（京都外大西高出身）・白石美優（みう 大阪体育大出身）や、夏の全国大会で連覇した神戸弘陵学園高からピッチャーの伊藤まこと・坂井歩夢、キャッチャーの田垣朔來羽（たがき・そらは）ら実力派選手が新たに入団した。

新チームになって関西女子硬式野球ラッキートーナメントで優勝するなど、公式戦では勝ち続けている。

キャプテンの正代絢子（神戸弘陵学園高出身）は、

「去年、おととしと打てなかった。木戸監督（克彦＝元阪神二軍監督）は、相手ピッチャーの決め球をしっかり打てるように狙えと、全員に言ってくださっています」。

「もう（ジャイアンツに）勝たないといけない。（観客が）お金を払って見に来てくださっている以上、私たちは期待に応えないといけない。恥ずかしくない試合をしたいと思います」と決意を語った。

■サンテレビで生中継

サンテレビでは、阪神タイガースWomen×読売ジャイアンツ女子チームの交流戦を、7月5日午後6時から生中継する。

解説は、昨シーズンまでキャプテンとしてチームを引っ張ったOGの三浦伊織さんと、元阪神タイガースの岩田稔さんが務める。

（浮田信明）