■新チームが躍動

＜ラッキートーナメント 決勝＞

阪神タイガースWomen 4-1 大阪体育大/6月29日

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阪神球団が運営する女子野球のクラブチーム・阪神タイガースWomen（TW）が6月29日、関西女子硬式野球選手権大会(ラッキートーナメントE1A)の決勝で大阪体育大を破り、4年ぶり2回目の優勝を果たした。

ラッキートーナメントには関西の高校・大学・クラブなどの女子17チームが参加し、試合は7イニング制で行われた。

TWは1回戦・京都外大西高に7-0。2回戦・大体大浪商高に11-1。準決勝・桃山学院大に12-3と、圧倒的な強さで勝ち進んだ。

決勝は初回、一死2、3塁からキャプテン正代絢子（神戸弘陵学園高出身）のタイムリーで1点を先制し、2回にも一死3塁から日本代表・星川あかり（京都外大西高出身）のタイムリーで1点を加えた。

さらに4回に星川の犠牲フライ、5回に安藤蓮姫（はずき 神戸弘陵学園高出身）のタイムリーで加点した一方、先発のルーキー右腕・右田愛（まなび 履正社高出身）が、足を高く上げるダイナミックなフォームから投げ下ろす速球で大阪体育大を6回まで1点に抑えた。

最終7回はベテラン左腕・植村美奈子（神村学園高出身）が三者凡退で抑え、TWは今シーズンの初タイトルを獲得した。

大会MVPは右田が獲得した。

■リベンジなるか

TWは今年でチーム創設から5シーズン目を迎える。

日本代表・三浦伊織ら創設メンバーが昨シーズン限りで多く退団。

代わって星川や右田のほか、日本代表・白石美優（みう 大阪体育大出身）、夏の全国大会で連覇した神戸弘陵学園高からピッチャーの伊藤まこと・坂井歩夢、キャッチャーの田垣朔來羽（たがき・そらは）ら実力派選手が入団した。

7月5日（土）には甲子園球場で「読売ジャイアンツ女子チーム」との交流戦が行われる（18時開始）。

過去、甲子園と東京ドームで計4戦し、TWは0勝3敗1分の成績。

甲子園では2年続けて完封負けを喫していて、今年こそリベンジに懸ける。

（浮田信明）