西脇市出身の世界的な美術家・横尾忠則さんが描いた作品を、「肉体」という観点から紹介する企画展が神戸市で開かれています。
筆の跡が激しく入り乱れるこの作品。
理性や思考を手放し、体の赴くままに筆を動かす横尾忠則さん独自の制作スタイルから生まれた作品のひとつです。
神戸市灘区の「横尾忠則現代美術館」で開かれているこの企画展では、横尾さんの芸術と密接に関わってきた「肉体」をテーマに集められた絵画など、およそ80点が紹介されています。
横尾さん自身を「描く側の肉体」として表現した作品や、親交があった三島由紀夫など、人物そのものをモチーフに「描かれる側の肉体」を表した作品を展示。
横尾さんが描く肉体を描く側、描かれる側それぞれの視点から感じることが出来ます。
この企画展は8月24日まで開かれています。
