コンサート本番中の災害発生を想定した避難訓練が兵庫県明石市で行われました。
コンサート会場に鳴り響いた地震を知らせる速報。
観客たちは身を守りながら会場を後にします。
この避難訓練は災害時の避難行動や心構えを楽しみながら学んでもらおうと明石市で交流拠点を運営するウィズあかしが企画し、約200人が参加しました。
訓練は和歌山県沖で震度7の地震が発生、明石市も大きな揺れに襲われコンサートホールが入る建物内で火災が起きたという想定で参加者たちは非常階段で安全な場所へ避難しました。
【赤ちゃんを連れて参加した人は―】
「ベビーカーのままだと車いすの人も避難できないというのもあるし、何より命が大事なので抱っこをして一緒に避難した。今だと(お湯が不要の)缶ミルクがあるので常備しておく必要があると改めて気づけたので良かった」
【車いすで参加した人は―】
「1人で何かをするのは厳しいというのは想定通りだった。車いすユーザーにはサポートが必要ということを知っていただけた機会というのは私にとっては大きな収穫だった」
参加した人たちは避難時の行動を振り返りながら日頃からできる備えについて考えていました。

