本格的な夏シーズンを迎えるのを前に兵庫県医師会は9日、記者会見を開き、熱中症の予防や対策を呼び掛けました。
会見では熱中症予防の重要性や、6月1日から義務化された、職場での熱中症対策について説明がありました。
職場での熱中症対策は、熱中症のおそれがある人を見つけた場合に連絡体制を整備することや、重症化を防ぐための手順を定めることを各事業者に義務づけています。
兵庫県によりますと、去年5月から9月の間に県内で4821人が熱中症で病院に緊急搬送され、そのうち8人が死亡したということで、医師会は患者数が多い傾向にある職場や学校などでの予防や対策の徹底を呼び掛けています。
兵庫県医師会は、ホームページなどで事業者向けの職場での熱中症対策について紹介しています。
