古い消火器の使用は危険 姫路東消防署が特別査察を実施

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  • 消火器の危険が見える化シール

  • シールが貼られた消火器

旧規格の古い消火器を使用すると、死亡やけがをする事故に至る危険性があることから、姫路東消防署では5月21日から、「消火器の危険が見える化シール」で安全を指導する特別査察を実施しています。

この特別査察は、2021年5月21日、姫路市内の事業所で、火を消すために従業員が消火器を操作したところ、消火器が破裂し、この従業員が負傷する事故が起きましたが、今でも、古い消火器が多数存在し、使用されていることから、実施されました。

4年前の事故で使用された消火器は、製造から30年以上が経過していて、底部が腐食していました。

21日の特別査察では、姫路東消防署の職員がJR姫路駅前の商業複合雑居ビルに入って、設置された消火器を調べ、旧規格の消火器に危険であることを記したシールを貼り付けました。

この「消火器の危険が見える化シール」は、2024年11月に実施された高校生のインターンシップで、姫路東署が受け入れた県立姫路工業高校の生徒4人が原案の作成に携わり、完成しました。

姫路東消防署は、「老朽化した消火器は早急に新しい消火器に交換していただくとともに、異常が認められるものについては、絶対に使用しないでください。さびた消火器や変形のある消火器は、火災でも訓練などでも絶対に使用しないでください。」と呼び掛けています。

姫路東消防署では、12月26日までに随時、管内100施設で特別査察を実施するということです。

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