「エロイカより愛をこめて」など数多くの作品を世に送り出してきた漫画家、青池保子さんのデビュー60周年を記念した原画展が神戸市で開かれています。
こちらは、青池さんの最大のヒット作「エロイカより愛をこめて」のカラーイラスト。
グローリア伯爵とエーベルバッハ少佐たちが織りなすスパイ活劇は、多くの人を魅了してきました。
神戸市の市立小磯記念美術館で開かれている展覧会では、ことし漫画家デビュー60周年を迎える青池さんの歴代作品の原画や初公開となるモノクロ作品など310点が紹介されています。
青池さんがデビュー作「さよならナネット」を雑誌「りぼん」で発表したのは、なんと中学3年生の時でした。
その後も、独創的な物語と優れたデッサン力が生み出す華やかな絵柄は少女漫画の枠を超え、読者の心をつかみました。
青池さんの作品はこれまでも宝塚歌劇団で舞台化されるなど、世代を超えて親しまれてきた他、海外でも高く評価され、様々な言語で出版されています。
この展覧会は今月24日まで開かれています。


