【阪神】掛布雅之氏、「大山を便利屋にしてはいけない」

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  • サンテレビ ボックス席  左から湯浅明彦アナウンサー、掛布雅之氏、桧山進次郎氏/甲子園球場

■阪神 3-0 巨人/7月14日

阪神は2試合連続の完封勝ち。
先発の伊藤は巨人相手に連続シャットアウトを演じ5連勝。
 

■3番らしくなった

7月14日のサンテレビ ボックス席は掛布雅之・桧山進次郎両氏によるダブル解説。
 
初回、阪神は連続ヒットで無死1、2塁とし、3番近本がレフト前へタイムリーヒット。
 
掛布氏「近本は3番のリズムに慣れてきた。
3番になると、ランナー3塁で外野フライで1点取りたいというふうに、バッティングを変える傾向がある。
(しかし近本は)外野フライを打つような練習をしていない。
外野フライを求める野球をしてはいけないというふうに、頭の整理ができている。
近本にしかできない3番を作ろうとしている」
 

■一番いやな投手

伊藤は初回から巨人に得点を与えず、5回まで来た。
 
掛布氏「再三言ってますが、きょうの伊藤はストレートがいい」
 
桧山氏「マウンドさばきを見ても、野球をよく知っている」
 
湯浅アナ「(サードフライに打ち取られた大城のリプレイを見ながら)  いかに窮屈に打っているかわかりますね」
 
伊藤は完封ペースで最終回まで来た。
 
桧山氏「表情ひとつ変えず、本当に淡々と投げますね(笑)
バッターからすると一番いやなタイプですね」
 

■ロドリゲス来て大山は

阪神の新外国人選手、A・ロドリゲスの打撃練習の映像を中継内で紹介した。
 
掛布氏 「素直なバッティングしてますね。
ただファーストしか守れないと聞いてる。そうすると大山がレフトというオプションもあるのか」
 
湯浅アナ「ファーストがロドリゲスなら、(レフト大山の)可能性が高いのでは…」
 
掛布氏「ファースト大山をもう少し大切にみてあげたい。便利屋のように使ってはいけない選手だと僕は思ってるんですよ」
 
桧山氏「安定した成績を収めだした選手を動かすのはもったいない。(選手には)リズムがあるので」
 

■どうした巨人

試合が終わって、掛布氏が巨人について語った。
 
「甲子園の巨人戦3連戦がこんなスッと終わったのは経験したことがない。
巨人はエラーをしないチームだったのに、ことしエラーが多い。巨人の野球にほころび、スキが見えますね。だからゲームの流れを変えられないんでしょうね」
 

■13連続中継が開始

サンテレビは14日の巨人戦から31日のヤクルト戦まで、球宴をはさんで、阪神の試合を13カード連続して中継する。
 
13連戦の初戦は快勝した。
さあ、このまま走ってほしい。
(浮田信明)
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