西神中央駅の賑わいのシンボル的な存在として営業を続けてきたそごう西神店が8月31日、およそ30年の歴史に幕を下ろします。
大阪が発祥の百貨店「そごう」の関西唯一の店として営業を続けてきたそごう西神店は8月31日午後8時で閉店となります。 朝10時のオープンを前に閉店を惜しむ客らが店舗を写真に収めていました。
地域に根差した売り場構成で近隣住民から親しまれていたそごう西神店はピーク時の1996年には257億円の売り上げがありましたが、近年は大型商業施設やインターネット通販などに押されて不振が続き、2019年10月、閉店が決まりました。
建物を所有する神戸市はことし4月から施設を引きつぐ事業者を公募し、全国で商業施設を展開する大手商社の双日が後継事業者に選ばれています。
1階の食品売り場は従来の形態を引き継ぎ、来年11月までに新たな店舗が開業する予定です。