赤穂市民病院 手術ミスで患者に重度の障害 執刀医に禁錮1年6カ月を求刑

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2020年、赤穂市民病院で手術のミスにより患者に重度の障害を負わせたとして業務上過失傷害罪に問われている執刀医の男の裁判で2月18日、検察側は男に対し禁錮1年6カ月を求刑しました。

赤穂市民病院で脳外科に勤めていた男(47)は、2020年1月、女性患者の腰椎の一部を切除する手術の際、神経の一部を切断して重度の障害を負わせたとして業務上過失傷害の罪に問われています。

これまでに男は起訴内容を認め「指導医からの指示を断ることができず、慣れない手術の執刀を行った」などと話す一方で「手術は1人ではできないので私だけの責任にするのはおかしい」と述べています。

2月18日に開かれた裁判には被害者の娘が出廷し「大切な母の体の自由を奪っただけではなく、心を深く傷つけた被告人を生涯許すことはできません」と訴えました。

その後の論告で検察側は、「止血や術野の確保は手術の基本中の基本であり、極めて基本的な注意義務に違反している」などとして男に禁錮1年6カ月を求刑しました。

一方、弁護側は、「男が刑事責任を1人で負うべきではない」「現在は無職で、医師として復帰できておらず一定の社会的制裁を受けている」などとして情状酌量を求めました。

男は最後に原告側に体を向け「神経を傷つけたドリルを握っていたのは間違いなく私です」「大変申し訳ありませんでした」と謝罪の言葉を述べながら頭を下げました。

裁判は結審し、判決は3月12日に言い渡されます。

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