盗撮被害などを減らそうと神戸市と兵庫県警は、神戸市営地下鉄三宮駅のエスカレーターに、立った人の前後が広角に映る防犯用の特殊な鏡を設置しました。
特殊な鏡が設置されたのは、神戸市営地下鉄西神・山手線三宮駅の1番線東側の上りエスカレーターです。
「安全・安心ミラー」と呼ばれるこの鏡は、立った人の前後が広角に映る特殊なつくりとなっていて、本人や周辺の目による抑止力の強化や犯罪リスク減少に期待がかかります。
神戸市によりますと、市営地下鉄での盗撮や痴漢などの被害は、西神・山手線三宮駅東側の上りエスカレーターが最も多いということです。
また県警によりますと、スマートフォンの普及により盗撮の被害件数は高止まりし、手口も巧妙化していて、インターネットで共有されるなど悪質化しているということです。
また19日は県警と学生が協力して啓発活動を行い、盗撮や痴漢被害防止を呼び掛けていました。
