インターネット上での言葉が与える影響について考えてもらおうとSNSでの誹謗中傷により娘を亡くした母親による講演会が姫路市で開かれました。
市民およそ200人を前に語り掛けたのは、SNSでの誹謗中傷により娘の花さんを亡くした木村響子さんです。
花さんは、恋愛リアリティ番組への出演をきっかけにネット上で心ない言葉を向けられ、5年前、22歳で自ら命を絶ちました。
響子さんは、誹謗中傷のない社会の実現を目指して全国で講演や署名活動に取り組み、2022年には侮辱罪の厳罰化を盛り込んだ改正刑法が成立しました。
講演会で響子さんは、娘を失った悲しみとともに言葉が持つ重みや、被害者の支援の必要性を訴えました。
参加した人たちは発信する側の責任やSNSの適切な利用方法について理解を深めていました。
