
トライを決める 神戸スティーラーズ 植田和磨 /(C)ジャパンラグビーリーグワン

リーグワンに初登場した 神戸スティーラーズ アントン・レイナートブラウン /(C)ジャパンラグビーリーグワン
■激しい攻防
<リーグワンD1 第1節>
●神戸スティーラーズ 28-33 クボタスピアーズ(12/13)
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ラグビーの国内リーグ、NTTリーグワンが12月13日に開幕した。
D1(1部)コベルコ神戸スティーラーズは、ホームのノエビアスタジアム神戸でクボタスピアーズ船橋・東京ベイと対戦し、2万207人の大観衆が試合を観戦した。
昨シーズン3位のスティーラーズは、新加入のアントン・レイナートブラウン(ニュージーランド代表)や、ルーキーの日本代表・植田和磨(報徳学園高-近畿大)が先発し、復帰のアーディ・サベア(ニュージーランド代表 NO.8)はリザーブに回った。
前半、6-8とリードされたスティーラーズは33分、レイナートブラウンの来日初トライで逆転し、16-15で折り返した。
後半に入って16-18とリードを許したが、6分、交代出場したサベアの突進でチャンスを作り、レイナートブラウンが植田にロングパス。
ボールをキャッチした植田が右隅に飛び込んで21-18と再び逆転した。
■「フラストレーションたまる」
しかしこのあと、昨シーズン2位のクボタスピアーズの強力な攻撃を受けた。
後半22分に3本目のトライで勝ち越され、いったんは28-28の同点に追い付いたが、30分、敵陣からパスをつながれて4本目のトライを献上。
28-33と突き放された。
試合残り10分を切って、スティーラーズは敵陣に攻め入り、同点トライ→逆転ゴールをねらって猛攻を繰り返したが、痛恨の反則を喫するなど、チャンスを逃しノーサイド。
3回もリードを奪いながら勝ち切れなかった。
この試合でスティーラーズは、植田のほか、ソロモネ・フナキ(京都産業大 先発)、本橋拓馬(帝京大 リザーブ)、上村樹輝(かみむら・いつき 帝京大 リザーブ)のルーキー4人が出場した。
試合後、デイブ・レニー ヘッドコーチは、
「フラストレーションがたまる結果だった。大事な場面で自分たちの正しいパフォーマンスをするよう修正しなければならない」と語った。
次節(12/21)は三重県鈴鹿市で三重ホンダヒートと戦う。
(浮田信明)