人の移動が増える年末年始を前に神戸港で輸送の安全を確認する総点検が行われました。
多くの人が移動する年末年始の時期に合わせ、国土交通省は、12月10日から2026年1月10日までの間、陸・海・空の輸送機関で安全対策を強化しています。
神戸運輸監理部は、神戸海上保安部とともに旅客船や貨物船を対象に緊急時の対応や救命用いかだなどの装備の点検を進めていて初日のは、旅客船「せっつ」の甲板で火災を想定した訓練を行いました。
訓練では、はじめに乗組員が海水を使って消火活動を実施。
その後、乗客に救命胴衣の着用方法を説明し、救命用の船に移動する流れをチェックしました。
【神戸運輸監理部 首席運行労務監理官 小南誠さん】
「管内で言えば15社 31隻の点検を年末までに実施する予定です。船は安全な乗り物ですが火災などになった場合にいかに冷静であるか、係員の指示に従ううことが大事になってくる」
輸送を安全に行うための総点検は、2026年1月10日まで行われます。
