
ヴィクトリーナ姫路 11宮部藍梨 /(C)SV.LEAGUE

ヴィクトリーナ姫路 12野中瑠衣 /(C)SV.LEAGUE

ヴィクトリーナ姫路 (左)13福留慧美、(右)9渡邉かや /(C)SV.LEAGUE

SVリーグ女子 順位表
■SVリーグ女子 第8節
○ヴィクトリーナ姫路 3-1 刈谷(11/29)
○ヴィクトリーナ姫路 3-2 刈谷(11/30)
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女子バレーボールの大同生命SVリーグ、ヴィクトリーナ姫路は11月29・30日、ウィングアリーナ刈谷(愛知県)でクインシーズ刈谷と対戦し、連勝を伸ばした。
■接戦、取り切る
29日の試合。
第1セットは互いに激しい点の取り合いとなり、デュースにもつれ込んだが、ヴィクトリーナは得点24-24から、カミーラ・ミンガルディ(元イタリア代表)のスパイクと、ミラ・トドロヴァ(元ブルガリア代表)のブロックでセットを先取した(26-24)。
その後互いに1セットずつ取り、セットカウント2-1で迎えた第4セット、ヴィクトリーナは得点3-3から野中瑠衣(日本代表)のスパイクなどで3連続得点。
さらに3試合ぶりに出場した宮部藍梨(日本代表)のスパイクなどで6連続得点して刈谷を突き放すと、最後は野中がスパイクを決めて勝利した(25-19)。
アヴィタル・セリンジャー監督は、
「第1セットの接戦を取り切れたことが大きなポイントでした」とコメントした。
■1-2から逆転
30日の試合。
第1セット、ヴィクトリーナは刈谷に4連続ブロックを決められてセットを失い、第2セットは取ったものの、第3セットも再び奪われて後がなくなった。
しかし第4セットは、試合途中からレフトに入った渡邉かやが3連続スパイクを決めるなど、カミーラとともに躍動し、25-21で奪い返してセットカウント2-2に持ち込んだ。
第5セットは、カミーラのスパイクやブロックで5-3とリードし、さらに渡邉・宮部のスパイクに、相手ミスも加わり4連続得点。
最後はカミーラが自身31得点目の強烈なスパイクを決めた(15-10)。
ヴィクトリーナはリベロ福留慧美(日本代表)を中心に刈谷のスパイクを何度もセーブし、攻撃につなげた。
宮部は試合後のインタビューに、
「きのうに続き、きょうも苦しい試合だったが、チーム全員で団結して最後まで粘って、勝利を勝ち取れたのがすごく嬉しいです」と語った。
■次戦も強敵
ヴィクトリーナは前節に続いて接戦を勝ち切り、連勝を「7」に伸ばした。
同じ勝率のSAGA久光に「セット率」で一歩及ばず3位に後退したが、依然として上位をキープしている。
次節(12/6、12/7)はSHOWAグループ総合体育館(加古川市立総合体育館)でホームゲームを行い、5位・群馬グリーンウイングスと連戦する(両日とも試合開始は14時5分)。
昨シーズン最下位(14位)だった群馬は、今シーズン戦力が大幅にアップしていて、タフな戦いが予想される。
■オールスターに3選手
SVリーグは、来年1月31日~2月1日にジーライオンアリーナ神戸で行われるオールスターゲームの出場選手を11月28日に発表した。
ヴィクトリーナからは宮部と野中がファン投票で選出され、リーグ推薦で福留が出場する。
(浮田信明)