丹波市では、正月飾りに欠かせない「若松」の収穫作業が最盛期を迎えています。
人の背丈ほどに伸びた青々とした若松。
丹波市山南町坂尻地区は、昼夜の寒暖差が大きく、排水性の良い土壌を活かして上質な若松が育つとされ、茨城・愛媛と並ぶ日本三大産地のひとつです。
若松は古くから不老長寿の象徴とされ、門松など正月飾りに使われます。
この地域では現在23軒の農家が、苗から3年かけて育てた若松を生産。
収穫後は、余分な枝葉を取り除き、大きさをそろえるなど手作業で出荷準備が進められています。
丹波若松生産者会 西倉寛登さん
「猛暑で高温障害などいろいろ心配しましたが、ことしのマツは色も良く出来は上々です。マツは縁起ものなので、一度そういう見方の角度を変えてもらって、お正月にぜひ飾っていただき、楽しんでもらえたらと思っております」
収穫された若松は、12月上旬から全国に約200万本が出荷されるということです。
