養父市で、住民の暮らしを支える新たな交通手段として期待される自動運転バスの実証実験が始まりました。
この実証実験は、自動運転バスの社会実装に向けて国土交通省が全国の自治体で進めているもので、2025年度、兵庫県では養父市と三田市で行われます。
養父市は、この取り組みを高齢者の移動手段の確保や、運転手不足の解消につなげる狙いです。
期間中は、7人乗りの自動運転バスが養父市八鹿地区を走り、運転手のブレーキやハンドル操作を部分的に自動化する「レベル2」での走行で運行します。
今回は、車両の画像認識や歩行者の飛び出し予測などのシステムを改良。
台数も2台に増やし、コースも2・5キロ伸ばした6・5キロの区間を1日6往復します。
実証実験は2026年2月20日まで続き、養父市は将来的に特定の条件の下で無人運転する「レベル4」の実証実験にも取り組みたいとしています。
