
市小学校 会場の展示ブース

地元の中学校のジュニア防災リーダーたち

南あわじ市災害時ドローン活用協議会による中継訓練

南あわじ市災害時ドローン活用協議会による中継訓練

約700人が集まった会場の様子
兵庫県南あわじ市で、16日、南海トラフ巨大地震を想定した総合防災訓練が行われました。
11月16日午前9時、南あわじ市では、各地の防災行政無線で、緊急地震速報の訓練放送が流れました。
このうちメイン会場の市(いち)小学校では、自治会や消防団、自衛隊など29組織、約700人が参加しました。児童たちがチラシを配って、住民に訓練の参加を呼び掛けたということです。
小学校の体育館では、避難所の運営訓練が行われ、児童たちが住民たちに、防災食や停電時の過ごし方など防災学習の成果を報告しました。
またグラウンドでは、防災啓発に取り組む市民団体「防災みなみ組」による新聞スリッパづくり体験や、県動物愛護センターによるペットの災害対策展示など、23のブースや車両展示が。
南あわじ市は、2022年、災害時に上空から被災状況を確認するため、ドローンを所有する建設会社などと協定を締結。
訓練会場でも実際にドローンを飛ばして、建物火災や要救助者の状況を確認していました。
南海トラフ地震で南あわじ市は、最大で8.1メートルの津波や、震度6弱から7の地震が想定されていて、住民たちが災害時の備えや避難について確認していました。